Category: 日本語
バケツ古代米 3: だっこく、もみすりと古代米ご飯
(Click here for the English version) 収穫は成功だった!何人かに一口の古代米を食べさせることができそうだった。 しかし、収穫したのはトウモロコシではないので穂(ほ)についたままだと食べにくいかもしれない。米の粒を穂からとる作業は脱穀(だっこく)と言う作業だ。現代のお米生産では、稲(いね)をコンバインなどの機械によって収穫する時に、大体脱穀が同時に行われる。 古代米の苗を私にくれたペンギン水族館では人力の脱穀機によって脱穀を行っている。稲栽培の規模は少しでも大きくなると機械を使うことが重要になってくると思うが、私がしている8つのバケツ稲の程度だと機械を使わなくていい。 前にネットで見つけたJAによるバケツ稲ガイドには機械を使うよりもっと素朴な脱穀仕方が書いてあった。この仕方では稲に付いている米の粒を空け牛乳パックの中に落として集める。牛乳パックの中に穂を入れて、稲の茎を牛乳パックの口でぎゅっと押えながらゆっくりと穂を牛乳パックから引っ張り出す。これをうまくすると粒がパラパラと気持ちよくパックに落ちる。 よっしゃ!穂から種もみが取れた。しかし、このままだとまだ食べそうにないのだ。 次は種もみからもみ殻を抜く作業だ。これは籾摺り(もみすり)と言う。もちろん、今の時代では一般的に電動機械で行われている。人力脱穀機を持つペンギン水族館の人たちでも籾摺りのために近くのコイン精米機を使っているようだ。 機械がない場合はJAのガイドによると野球ボールとすり鉢で籾摺りができるようだったので、我が校の子供達の力を借りたら何とかできると思った。 ボールとすり鉢を安く購入ために、ダイソーに行ってみた。すり鉢はあったが、野球ボールはなかったので、その代わりにゴム製の‘リラックスボール’を買った。 準備ができたら子供達を呼んで一回、皆で籾摺りを挑戦した。しかし、すり鉢で籾摺りをすると、かなり時間がかかる。すり鉢とボールは6つのセットしかなかったこともあって、人が多くても一発にできるどころか、ちょっとしか進めなかった。 それから毎日のように昼休みになると、私が外に座って籾摺りをしていた。たまに近くに遊んでいた子供が手伝ってくれたけど、一人でしていた日がどんどん増えた。この籾摺り地獄から救われたのは、6年生の何人かが籾摺りを一回やってみたら、楽しいだと思ってくれたこと。その後、ほぼ毎回に手伝いに来るようになった。やはりこの作業は一緒にできるチームが望ましい。 子供の力でいよいよ種もみを全部玄米にすることができた!古代米を玄米のままで食べるから、精米する必要がなくてさっそく炊く予定を立てた。 赤米 黒米 緑米 1 35g 26g 36g 2 23g 16g 32g 3 35g / 36g 古代米のそれぞれのバケツの玄米収穫量 それぞれのバケツの収穫量は上の図で表している。古代米の種類を分けてそれぞれの味がしてみたかったが、こんな量を種類別々で炊くのは手間がかかると思って、結局3種類の古代米を混ぜて炊いた。 よく洗ってから多めの水を入れて炊飯器の玄米設定で炊いた。 炊けました!赤い! 米を炊く数日前に全校を回って、何の作業を手伝ってくれたかを子供達に尋ねた。二つ以上の作業をしてくれた子を炊く特に食べに来てくださいと誘った。炊いた古代米をいっぱい手伝ってくれた子供達に少しずつ分けた。「おお!おいしい!うまい!」という声ふうなが多かった! 私も食べてみたらかなりおいしいと思った。私は赤米ご飯(白ご飯に少し赤米が入っている料理)以外に初めて古代米食べたけれど、いい印象だった。食感はもちもちで、味がほんのりと甘かった。赤米ご飯と似ていたが、赤飯より複雑な濃い味がしたように思った。 最後まで読んでくれてありがとうございます!これで、この学校のバケツ古代米ストーリーの閉幕が来た。また次回のブログでは、もう一つの学校で育てたバケツ古代米の話について書く。バケツで米を作るために注意する点も入っているからバケツで米を作ってみたい人は是非読んでみてください。
バケツ古代米 2: 出穂から収穫まで
(Click here for the English version) ここまで無事に育てられてきた稲が大分大きくなった。今回のブログでは、収穫の完了までの様子を見せたいと思う。 8月16日ー8月25日 稲が咲き始める 8月16日(田植えから57日目)にいつも通りの観察をしたが、稲の茎がすごく膨らんでいるのに気付いた。茎の中にできている穂がそろそろ出てくると思われた。 その翌週の8月21日(62日目)に黒米の穂が出てその中の花が咲いていた!それに赤米の穂はもうすぐ出る状態だった。その次の日(63日目)に赤米も早速咲き始めた。稲の穂は出てすぐ花が咲くのだ。加えて、稲の咲く期間が短い。これは稲がほとんど自家受精であることが一つの理由だ。66日目までには赤米と黒米の穂の半分以上が出て花が咲いた。何日か遅れて陸稲の黒米の穂も出た。 その時、緑米のほうはまだ穂が出ていなかったけど、茎が膨らんでいるように見えた。 8月28日ー9月5日 緑米の花も咲いた 8月28日(69日目)に赤米と黒米のまだ若い穂はどんどん伸びて立派にぴんと立つようになった。 一週間後、9月3日(75日目)に緑米の穂がやっと見えてきた。その日も、陸稲を見に行ったけど、残念なことに、おそらく雑草と一緒にされて学校の管理者に草刈り機で切られてしまったようだった。 9月5日(77日目)に赤米と黒米の穂は、茎が長くなり米粒が重くなったため、穂が垂れ始めた。 同じ日に緑米の花は咲いていた。米は品種によって穂が出るまでの時間が異なることがよくある。長い時間をかけて育つ米は大体収穫量が多いと聞くが、黒米と赤米に比べて緑米の穂は粒がみっしりついているように見えたので、もしかして粒が多いために穂が出るまでの時間が長いのではないかと考えた。 9月12日ー9月13日 黒米、赤米の米粒の様子 9月12日(84日目)に稲の葉っぱが下から枯れ始めた。私はこれが収穫の日が近づいている印としてとらえて、米が順調にできていることを確認するために黒米と赤米の最も熟していそうな米粒を取ってみて見た。 稲の米粒ができている時は、受精の後、まず米粒にでんぷんが送られ、粒の中が乳白色の液体で満たされる。二週間ぐらいたったらこの液体は固くなり始める。黒米と赤米の粒を割って見たら、中身がもう液体じゃなかったけどまだ柔らかかった。 そのため、いつ収穫するべきか悩んでいた。 古代米の収穫タイミングは普通の米に近いだろうと思ったけど、古代米の育て方についての情報はネット上に少なかった。普通の米だったら出穂後40~45日目から収穫ができるようだ。 9月19日9月20日 黒米粒の違い、虫、緑米粒の様子 赤米は綺麗に穂に色がついていたので、私は絶対おいしいお米になると思った。虫もはそんな思いをしているかのように、米粒を食べに来た。 9月19日(91日目)にカメムシが出て来て、米粒をさして中身を吸い取った。幸い、虫の数が少なかったので、全体的に害はあまりなかった。 黒米の穂については、気になることがあった。それは同じバケツの稲でも、穂の見た目がかなり異なったことだ。赤米の場合は、穂も、粒もほとんど見た目は同じだったけど、黒米の粒はそれぞれ見た目が違った。 色以外は、黒米の種もみについている毛のようなひげのような部分も形がそれぞれ違っていた。このサイトに書いてある通り、このひげのような部分は枝梗(しこう)または芒(ぼう、のぎ、のげ)と言うらしい。赤米だとこの芒はとても長くて全部の穂の種もみについている芒の形が揃っている。 黒米の穂の見た目は二つのタイプに分かれる:粒のもみ殻が茶色のタイプともみ殻が黒い緑色のタイプ。最初、黒米の穂の色が違うと気づいた時に、この違いの理由は熟している進歩が違うことだと思った。もみ殻が茶色の穂は熟していると思っていたけど、もみ殻が黒い緑色の穂がずっと色が変わらないままだったので熟している進歩の問題ではなかったみたいだ。 緑色の穂の粒をとって、もみ殻を取り除くと米粒が黒かった。茶色の穂のほうの米粒は茶色で、赤米の粒に似ていると思った。 緑米も立派な穂ができていた。緑米の粒を近くで見ると、もみ殻もその中の米粒も緑色がついていて、もしかしてこれが品種の名前の由来なのかなと感じた。つぶしてみるとまだ柔らかかったので、熟していないと考えられた。 9月25日ー9月27日 緑米の様子と虫害 9月27日(99日目)に違う種類の細いカメムシが出てきた。この虫によって何個かの粒がやられたようだった。 今日また緑米の米粒を見た。前より緑色がなくなってきて、硬かった。 9月27日ー10月3日 赤米収穫 9月27日の一週間前から赤米の90%以上の穂は重く垂れ、色がもう変わらないことから熟していると思ったので、この日(99日目)に収穫した。穂が出てから43日間(田植えから99日目)だったので、一般的の稲とあまり変わらなかった。 先生たちに頼んでその日の昼の放送で「昼休みに稲刈りが行います」というお知らせをしてもらった。数十人もの生徒が来てくれて一緒に稲刈り体験ができた。皆が少しでも体験できるように、最初一人ずつ茎一本をハサミで切ってもらった。切り終わったらバケツごとの稲を高学年の児童達に稲の茎で束ねてもらった。 スズメが米を食べに来る恐れと雨の心配があったで、稲を乾燥させるため空き教室を使う許可をもらった。その部屋の中で棒を二つの台の間にテープで貼って固定してその棒に束ねた稲を干した。 収穫した日の翌日に、干した稲を見ると、実がなっていない米粒がピンク色になっていることがよくわかった。 10月18日 黒米緑米の収穫 10月18日(120日目)に黒米と緑米を収穫した。緑米の米粒を確認したら、もう緑部分がなくなって、熟しているように見えた。黒米はおそらくたいていの穂が既に収穫できたかもしれないけど、穂の見た目が様々だったので、念のために必要以上に収穫を待った。 もう一度放送で子供たちに知らせたら、大勢の子供が来てくれた。赤米の時よりは今回刈る稲のバケツが多かったので、一人ひとりが何本かの稲を刈ることができた。 黒米 57日目に穂が出た。 その63日後に収穫した。 緑米 75日目に穂が出た。その45日後に収穫した。 子供達と楽しい田植え、稲刈り体験ができた。次は収穫した米を食べられるように種のもみを取り除かないといけない。次回のブログでは籾摺り(もみすり)の様子を紹介するので、是非読んでください。
バケツ古代米 1: 準備、田植え、育ち
(Click here for the English version) 2023年に勤務先の小学校で古代米をバケツで育てた。 私は2021年の12月から長崎の学校で英語指導助手として働いていた。でも、本当は農家になりたいと思っていた。そのため、できるだけ早くに農業の経験を積みたかった。長崎地方で経験できるイベントを探したら、長崎ペンギン水族館で、田植え体験ができることがわかった。 この水族館には、ビオトープという自然豊かな空間がある。ビオトープの中の小川の一部は田んぼになっている。ペンギンが好きな方もいるかもしれないが、私にとっては水族館よりこの自然を感じられるビオトープがいい。 ペンギン水族館ビオトープの案内図とビオトープ棚田の七月の様子。 6月3日に田植え体験に参加した時に、まず気づいたのはこのエベントが子供向けだということだった。幼稚園児から小学生までの子供たちが長靴を履いて田んぼに入る準備をしている時、係の人が田んぼに植えるための苗を準備していた。私は他のALT 二人 と一緒にしばらく待って様子を見ていたら、小っちゃい子たちがゆっくりと土に苗をさし始めていた。たまに泥に落ちそうになっている子供もいたが、親の手を引っ張ることでバランスを取り戻せていた。愛おしい光景だったけど、その日知り合いの農家から連絡が入って、彼も田植えする予定だということだったので、早く何本か苗をさして、彼のところに行きたい気分だった。しかし、子供達がもちろん優先だから、困ってしまった。 このビオトープでの田植え体験は少し独特だった。そもそも一般的な田んぼじゃなくて、小川の一部なので水が自由にちょろちょろと流れているところだ。それにこの田んぼで栽培されているのは一般的な米(例えば長崎でよく栽培されているヒノヒカリやニコマルなど)じゃなくて、もち米と三種類の古代米という、昔から日本で栽培されてきた赤米、黒米、と緑米というより自然に近い米。持続可能な農業に関係ありそうだった。とりあえず育ててみたいという思いで、「苗をもらっていいですか」と係の人に聞いたら、係の人は袋まで用意して、苗の何本かを分けてくれた。その人にはとても感謝している。その後、知り合いの田んぼへ行って苗をいっぱい植えることができた。 緑米の苗トレー 苗が手に入った!けど、私のアパートのベランダは風通しわるいし、日が当たらないので、ベランダで育てるのは難しいと思った。そこでひらめいた。学校で育てばいい!きっと稲に適している場所があるはずだ。それに、子供にも体験をさせることができそうだ。 バケツ設定・植え方・子供参加 三日間の間にビニール袋に入れた苗が少し弱ってしまっていたので、一刻も早く土に入れたかった。学校の用務員の人に相談したらもう使わないアルミの給食用のバケツをくれた。早速、学校の草地から土を掘りだしてバケツで水と混ぜて苗を安定させた。 まず、全部の苗をバケツ一つに入れて、数日間、準備と他の先生と相談をしたりした。六つのアルミのバケツに苗を分けた。その時には二つの小学校に通っていたので、それぞれの学校に三つずつバケツを置いた。今回の話は今でも行っている学校Aの話だけど、もう一か所の学校Bは一学期だけ行っていたので、写真が少ないが、そのことは今度ブログに書く予定だ。 本数をちゃんと数えていなかったけど、それぞれのバケツの苗が同じ数の苗になるようにしたかったので、一応バケツに同じぐらいの大きさの株を植えることにした。 お米の苗を試しに育ててみるだけだったら、これでも大丈夫だと思ったけど、最終的には子供たちに食べさせてあげたかったので、もっと収穫できるように、稲の株数を増えるためにバケツを買いに行った。 最初、ナフコに行ったけど、安くても500円ぐらいのバケツしか売っていなかった。それで隣のセリアに行ってみたら、10リットルのバケツが100円だったのであのセリアが持ったバケツの全部を買った。学校Aはバケツ合わせて八つになった。 三つのバケツに分けた時から13日間後に苗が大分元気になってきたので、さらに八つのバケツに分けた。今回は子供に体験をさせてあげることができた。子供に土を掘ったりバケツで水と土を混ぜたりしてもらったが、面白かったのは虫におびえていた子供とガンガン土と虫を触っていく子供がすぐに分かれたことだ。 子供にバケツに苗をさしてもらった後は何本かの苗が残った。私はもったいないと思ったので、実験として学校の畑の隅に植えた。水田ではなく畑に植える稲である陸稲(おかぼ)は昔から日本や他のアジアの国々で栽培されてきた。水田で植えた稲に比べて収穫量が少ないが、水の少ない高地などには適している。 まだ苗である時は赤米、黒米、緑米、三つの種類の苗を目で見分けることは不可能だと思う。だから、最初にバケツに植える時点で、どの種類の苗をバケツに植えのかがわかるようにラベルに名前を記入して、バケツの中の土にさした。しかし、もっと可愛く小学校に合うようなラベルにしたかった。同時に私は子供たちの興味を高め、バケツ米への思いを強くするために、子供たちにラベルに絵を描いてもらおうとしていた。全校児童の何十人にラベルの絵を描いてもらって、その中から可愛いと思ったバケツ米に合う絵を選んだ。 ここで言っておかないといけないのは、最初ビニール袋でもらった時に、米の種類を間違えてしまったことだ。それによって、ラベルの表示と本当のお米の種類が違ってしまった。赤米は合っているけど、黒米と緑米のラベルの表示が逆になってしっている。 米を作る時には、収穫などの作業のタイミングがわかるように田植えが終わった時からの日数を数えることが大事だ。私は苗を何回か移動させたので、移動が終わった時点から数え始めることにした。そうすると、2023年06月20日が0日目となる。この時から稲は元気にどんどんと大きくなっていった。 稲が大きくなる。 24日目には、虫が現れた。 私は日本でナナフシを見たことがなかったのでびっくりした。このナナフシが米の葉っぱを食べに来たかどうかについてはわからなかったけど、小学校の低学年の子供たちがちょうど虫を集めていたので私はナナフシを捕まえて子供たちにやった。ナナフシはさすがに大人気だった。 次に見たのは上の写真のような青虫みたいな虫だった。調べてみたらコブノメイガというガの幼虫のようにと思えたけど、はっきりとはわからなかった。この虫がまだ小さい時に退治すると、稲に害が少なかった。 案の定、バッタも出てきた。バッタは間違いなく米の葉っぱを食べに来たと思ったので、さっそくその場で手で退治した。夏の間にはバッタや青虫が頻繁に出てきたけど、見つけるたびに退治するしかなかった。私が学校の先生たちに虫が現れたとさりげなく伝えたら、先生たちは心配そうに「どうしよう、殺虫剤まきますか?」と言った。植物はどうしてもある程度虫に食われるものなので、私はこのレベルで殺虫剤を使うというのは頭がおかしいと思った。しかし先生たちは私の力になってあげたいという気持ちで言ってくれたので、先生たちが心配してくれて嬉しかった。 もしかして、普段から農業をしたり、自然に触れたりしない人にとっては、虫が現れたってことは、異常なできごとなのかな? 畑に植えた稲が、バケツの稲より虫によってさらにひどい目にあっているだろうと思って見に行ったけど、実際には虫はそんなについていなかった。しかも私が周りのイネ科の草をみて見ると、虫害があった。もしかしたら、虫たちにとっては、稲より他の草のほうが美味しかったのかもしれない。 畑の稲は私が水やりを頻繁にしたおかげで、かなり元気そうだった。 その次の週には、また田んぼでよく見かける虫がいた。それはウンカという虫だった。ウンカは簡単にいうとストローの形の口をしている虫で、植物の茎や葉っぱの中に流れている甘い液を吸う。私が写真のウンカを調べたら姫飛びウンカに少し似ていると思ったが、よくわからない。 このぐんぐん伸びる時期の間は、作業が少ないが、定期的にバケツ稲の観察を行うことが大事だ。とくに水やりが最も重要だ。少しでもサボると稲が枯れてしまう恐れがある。 次回のブログでは、稲の出穂について書くつもりだよ!書いたら是非見てくださいね。
2023はミレット国際年であった
ミレット(millet)という作物をご存知だろうか。ミレットは気候に対する適応力が優れており栄養価が高いのである。この点に着目して、国連は2023年を「国際ミレット年」と定めた。